2017年06月04日
ぷかぷか178。
今週は、土曜日から動けそうな予定なんで水が綺麗な半島のさきっちょに行こうかと思ってたのに。
風の予報が芳しくない。
しくしくしく。
仕方ないんで海中にモロモロとしたのがいっぱいだけど風の影響がない、いつものところに出かけます。
6月3日、土曜日。
準備してると
「おはようございます!」
お久しぶりなyasさん。
暗くていらっしゃるのわかんなかった。。。
荷物だけ全部運んで浜で先週大半のラインとともに切れちゃったリーダーを結んだりサビキの準備をしたりしてる間に、みなさんどんどん出艇してしまいます。
さ、出ましょう。
いつもは真っ直ぐ沖に向かうのですが、今日は岸に近い水深10m程のところでウロウロします。
これ。
ジグサビキ。
ここ最近、中深海以外は死の海のようにあんまりお魚さんが遊んでくれない。
でも、ベイトは小規模ながらいるのでベイトを釣ってから泳がせて遊ぼう作戦なのです。
で、海面がぴちゃぴちゃしてるところを重点的にサビキ入れてみますがなんでか全く喰わない。
魚探にも反応はなくて相当バラけて泳いでるんだろうな、と思えるのですが海面はぴちゃぴちゃと波紋が立つのです。
ゆっくりと南向きに潮が流れるので何度もカヤックを掛け直してはサビキを落としますが一向に掛からない。
30分程して掛け直した時にようやくピクピクと当たりです。
やれやれ、と上げてみるとちょうどいいサイズの小鯖。
活かしておきたいので布バケツに水汲んでさぁ、針外そうと手を伸ばした瞬間に
ポチャン
やれやれ。
そんなことをしているとぴちゃぴちゃポイントから100mほど流されたので戻ろうかと思った途端、
バシャバシャっ!!!
50mほど潮下で小規模なナブラ発生!!!
すかさずサビキ付いたままのジグをキャストしますがバシャバシャが収まってしまいます。
んで、巻きまきとリール巻いてると反対側のやっぱり50mほど離れたところで
バシャバシャっ!!!
また、ナブラ。
飛び上がった背びれから、50~60cmくらいのイナワラのようです。
高速で巻き取って再びキャストするころにはまた沈んでしまいます。。。
そんなのを30分ほど繰り返しますがジグにはもちろん喰わないし、サビキにも食いません。
まいったなぁ。
泳がせするにも、ベイトが釣れなきゃ話にならない。
朝の貴重な時間帯をこのまましばらく粘るか、諦めてタイラバかジギングに移行しようか迷います。
しばらくするとナブラも収まってしまい、ベイトも含めて生命感がなくなってしまいました。
もう、ここはあきらめて30m以深に移動しよう。
漕ぎ始めてすぐ、小さな潮目を横切ったところで
ピピピピピ
と魚探が反応します。
ま、水深20m以下だし潮目なので表面のモロモロ層に反応してるんだろ、と漕ぎながら魚探のモニターを見ているとすーっと縦に固まった反応です。
これ、ベイトだねぇ。
漕いでたパドルで急ブレーキをかけ、サビキを10mぐらいのその反応に目がけて落としますと、
ぷるぷる
やっと釣れました!
10cmちょっとのカタクチイワシです。
2匹しか獲れなかったのでもう少し同じ海域で粘ってみますが、ベイトの反応は二度と現れません。
諦めてこの2匹を元手にわらしべ長者を目指します。
ここから大きく移動し、過去に大人のオオモンハタが喰ったポイントへエリア移動。
20分くらい漕ぎ続けるとそのあたりには先に出艇していたyasさんやその他大勢のカヤッカー、カートップボートの方々が広範囲に散らばって浮いています。
でもみなさん、渋い感じ。
魚探には全く反応がありません。
潮も澄んでるとはお世辞にも言い難いモロモロが漂ってる緑な感じです。
でもまぁ、ハタ系のお魚はそんなに魚探には映らないでしょうからライブベイトなら期待は持てます。
ってことで出艇時に作った泳がせの仕掛けを取り出しますが、なんたることか錘を車に忘れてきていますなぁ。。。
ま、いいか。
ペナジグ100gを錘代わりに
貴重なカタクチイワシを掛けて
そっと海底に送り込みます。
左に設置したレイルブレイザーのロッドホルダーに竿を置いて
右側では
ナゴメタルをふわふわとしゃくってみます。
・
・
・
・・・。
全然あかん。
さっきまで南に流されてた潮がぱったりと止まり、風も全く止んでしまって同じ場所一点に浮かんでる感じ。
ちょっと漕いで水深変えてみたり、同じ水深でも動いてみたりと探ってみますが全く喰わないし魚探も静かなままです。
こりゃ、お魚居ないか居ても喰う気がないね。
移動しましょう。
錘代わりのペナジグは艇に揚げ、泳がせていたカタクチイワシは、ほぼ絶命しているんだけど一応そのままカヤックに沿わして海中を引きずったまま400mほど移動します。
はぁはぁ。
たどり着いた先は、過去に高校生くらいのオオモンハタが遊んでくれたところ。
すっかりお亡くなりになったカタクチイワシだったものをそのまま海底に送り込んで、水深が20m程と浅いもんだからもう一度ベイトが来ないかとジグサビキを投入してみます。
ジグサビキが着底しフワッと持ち上げたその瞬間、
ぷるるるる
っと
FISH ON!
FISH ONっていうほどのこともないんですが、ベイトではないねこれは。
すんなりと揚がってきたのは中学生くらいの
オオモンハタでした!
ありがとね、ボーズがなくなっただけでもオジサンは嬉しいよ。
(ベイトは一応釣れてたけどね・・・)
でも、かわいいんで
さよならぁ~。
水しぶきを上げて元気に帰って行きました。
さて。
どうしたもんか。
時刻は8:00前。
おおよそ3時間が経過していますがこれだけ釣れない雰囲気が漂うと困ってしまいます。
朝のベイトが居たエリアの方がまだしもましな気がする。
降ろしていたカタクチイワシだったものを引き上げてまた移動しよう。。。
上げてみると、カタクチイワシだったものが居なくなっていました!
いつの間に。
これは、ここでまだまだ元気な2匹目のカタクチを投入しようか迷いますなぁ。
でもまぁ、きっと海底でカニかなにかにさらわれたんでしょう、ってことにしてやっぱり移動を決意。
だって、潮が全く動かないんで退屈だったし。
漕ぎこぎ。
はぁはぁ。
朝のエリアに到着してみるとぴちゃぴちゃしてた海面はマッタリと平らなままで何も変化がありません。
もちろん、ナブラの気配も無くなっています。
仕方ない。
このまま沖方向に進んで少し水深を稼いだところで最後にして2匹目のライブベイトを投入しましょう。
時刻は9:00。
50mほどから100mくらいの水深までゆっくり移動しながら、カタクチに鬼さんでも喰わないかと流してみましょう。
ただ流すだけだと退屈なので
タイラバを巻きながら。
・
・
・
・・・。
まぁ、なんにも来ませんな。
魚探もシーンとしたままです。
もう、こうなったら。
仕掛けを巻き上げ一気に中深海を目指します。
先週、ラインがブチ切れたままなのでオシアジガー1500にはおそらく150mくらいしかラインがありません。
でも、泳がせをしているスピニングのアルテグラアドバンス4000HGには200mのラピノヴァが巻いてあるのです。
んでも、一回くらい根掛かりでライン切れたような記憶があるので180mくらいしか残ってないかもしれんなぁ。。。
ま、最近の傾向だと170mラインでも赤いの釣れてるのでひょっとしたらひょっとするかもねぇ。
漕ぎこぎ。
過去のマーキングで一番浅いところに到着し、またまた、かつてカタクチイワシだったものをそのまま落としていきます。
んが、ひょっとしたらひょっとするのでこれまで錘に徹してもらってたペナジグにフロントフックだけ付けてみたのでした。
ま~ったく流れないのでたった100gのペナジグでも真っ直ぐ落ちていきますが、まぁ、ながいこと永いこと。
着底までかなりの時間が掛かります。
そりゃそうですよねぇ。
ペナジグだけならまだしも、カタクチイワシが付いたハリスも引っ張って落としてるんですから。
延々と待って心配していた糸巻き量が心配通りに全部出てしまい、下糸のナイロン4号に突入したところでフッと糸が止まります。
着底。
すごいね、100gでも着底が判るって(どんだけ流れがないか・・・)。
でも思ったよりも糸が出てますな。
こんなに深かったっけ???
改めて魚探をというかプロッターモードの画面の縮尺を変えてみると、なんということでしょう!
一番浅いところじゃなくて200mを越えるマークのところに居るぢゃあ~りませんか!
道理で。
ま、いいや。
ナイロンなのですが、基本はエサ釣りなのでジグをしゃくることもないし、着底から少し錘を持ち上げてみましょう。
海底が砂地なので突き刺さったであろうペナジグを引っこ抜くようにゆっくり竿を起こします。
じわっと力がかかりす~っと錘が砂から抜けるのがよくわかる。
活き餌ではなくなっていて泳がないので少しだけ底から浮かしてみましょう。
おおよそ3mくらいのところにペナジグ。
その下1.5mくらいのところにカタクチ。
そんなイメージ。
もちろん、海面がゆーっくりと上下しているので底からまんべんなく5mくらいの範囲をエサとジグが漂っていることでしょう。
と。
バシャバシャバシャ!
突然かなり大きな音が聞こえ100m程向こうでナブラが発生します!
いつもならここで速攻キャスティングなのですが、スピニングは真下に糸を伸ばしていてオシアジガーでは投げられません。。。
見ている間にカモメが飛来し、ダイブを開始。
するとナブラが収まりカモメが空をきります。
朝と同じように小規模なナブラですが明らかに音が大きいのです。
またしばらくすると、さっきとは反対側で今度は50mほどのすぐそばで
バシャバシャバシャ!!
かなり大きな音。
そしてまた見えた背びれは今度はブリクラスのようです!
さっき休んでたカモメが再び飛来し、どこからともなく飛んできた他のカモメも合流して大きめの鳥山になりますがまたナブラは沈んでしまいます。
そうしていると3分おき位にナブラが立ちはじめ、どうしようかとても迷います。
巻き上げてキャストの準備しようかどうか。
ナブラの規模は小さくて、ベイトも群れが小さいのか魚探には反応しないのです。
と。
ぷるん
落としていた竿先が、なんかお辞儀したような。
置き竿にしていたのをそっと持ち、少し送り込んでみます。
ぷるる
また何かつついてる感じ。
針がカタクチの上あごにチョンがけなので十分に食い込ませる必要があるでしょう。
そう思ってまた少し送り込みながら様子をみます。
ぷる ぷるるる
さすがに、もう食い込んだかな?
かなり我慢してみましたが我慢しきれなくなってじわっと持ち上げてみます。
ぷる ぷるぷる
これは、喰ったでしょ!
ってことでゆっくりと大きく合わせると
すーっ
と寄ってきて、あれれれれれ?!
喰ったんじゃないのぉ~
と疑心暗鬼になった途端
ググンっ!
と
FISH ON!
やたっ!
同じテンションを保ちながらゆっくりとゆっくりとハンドルを巻きます。
と!
巻いている周りで
バシャバシャバシャっ!!!
さっきよりも大規模なナブラです。
カヤックの周りで大きな水しぶきがあがり、カモメがいっぱい飛んできます。
巻きまき。
周りをみながら巻くのですが気が気ぢゃない。
巻きまき。
ついつい、手が速くなりそうなのを抑えておさえて同じテンションを保ちます。
周りでバシャバシャいう中を巻き巻きしてると
ぐぐぐ
と暴れます!
いつもと違ってキャスティングするというかサーフで使ってる竿なのでジギングロッドに比べればずいぶん柔らかいからバレにくいとは思いますが、PEと違ってナイロンが出てて伸びるのと竿が柔らかいので逆にフッキングがどこまでできているかも不安。
周りの状況に流されない鉄の意思を持って(!)じわじわと巻き取っていきますと、残り僅かなところで
ぐぐぐぐぐん
とドラグを出さんかというくらいの抵抗をするのです。
(ま、ドラグあんまり締めてなかったんですけどね)
これはっ!
どどーん。
やったぁ~、まさかに赤い美味しいのが挙がって来ました!
しかも、ジグに喰ってます!
フック付けといてよかったよぅ。
エサにしてたカタクチは?
見事にかじられています。
やっぱり、アカムツがエサにじゃれてたのか?
んで待ちきれずに持ち上げた時、ジグに反射的にアタックしたのか?
判りませんが、食い込むのを待ってたのでジグへのアクションは一切していないのです。
送り込んでフワッと竿を上げた時になんらかの反射があったに違いありません。
ジグの反射とお魚の反射的な動き。
とにかく、てっきりエサに喰ったと思ってたのがジグに喰ってたのが驚きでした!
改めて、うれしいんで自撮り!
絞めて血抜きしながら、今度はエサがないんでハリス無しで直接ペナジグを落とします。
と、パドリングの音が聞こえてきます。
遠くから。
yasさん登場です。
「遠くから見たら、鳥山が立ってたんで漕いできました!」
気付くと、ナブラは沈んでますが、私のカヤックの周りで鳥山立ってたのは確かです。
遠目では、
” あいつ、鳥山の真ん中で浮いてていいなぁ~! ”
って見えるに違いありません。
「確かに、大きなナブラでしたよー。またナブラ出ると思います!」
yasさんと話しながら、でもキャスティングの竿とリールは真下200mほどのところにジグを送り込んでいるのでありました。。。
そうしながら30分くらいは流してたのですが、かなり遠くで鳥山はたつものの近くでの反応は無し。
ジグにも反応ないまま予定してた11:00を過ぎ、そよそよですが風も吹き始めます。
流れるし、もう100gで落とすのは無理。
時間も来たのでバウを岸に向けます。
富士山の冠雪がずいぶん溶けて山肌が見えるようになってきましたね。
浜でyasさんや黒いファルコンの方(また御一緒の時にはよろしくお願いしますねー)と少しおしゃべりしながら、ぼちぼちと片づけましょう。
今日は、浮いてた時にすくった
獲物一匹ゴミ一個でにっこり。
あ、獲物は1つですがオオモンと小鯖とカタクチで3つでいいかな。。。
本日のまぐれな一匹。
ま、まぐれでも何でもあそこまで漕いでトライした結果だから善しとしましょう!
この季節、浅いところは厳しいから中深海に特化するか、ナブラを追いかけまわすかどちらかの選択か。
どっちにしても漕ぐのは大変です・・・。
yasさん、次はカヤックフィッシングジャパンカップでがんばりましょー!
風の予報が芳しくない。
しくしくしく。
仕方ないんで海中にモロモロとしたのがいっぱいだけど風の影響がない、いつものところに出かけます。
6月3日、土曜日。
準備してると
「おはようございます!」
お久しぶりなyasさん。
暗くていらっしゃるのわかんなかった。。。
荷物だけ全部運んで浜で先週大半のラインとともに切れちゃったリーダーを結んだりサビキの準備をしたりしてる間に、みなさんどんどん出艇してしまいます。
さ、出ましょう。
いつもは真っ直ぐ沖に向かうのですが、今日は岸に近い水深10m程のところでウロウロします。
これ。
ジグサビキ。
ここ最近、中深海以外は死の海のようにあんまりお魚さんが遊んでくれない。
でも、ベイトは小規模ながらいるのでベイトを釣ってから泳がせて遊ぼう作戦なのです。
で、海面がぴちゃぴちゃしてるところを重点的にサビキ入れてみますがなんでか全く喰わない。
魚探にも反応はなくて相当バラけて泳いでるんだろうな、と思えるのですが海面はぴちゃぴちゃと波紋が立つのです。
ゆっくりと南向きに潮が流れるので何度もカヤックを掛け直してはサビキを落としますが一向に掛からない。
30分程して掛け直した時にようやくピクピクと当たりです。
やれやれ、と上げてみるとちょうどいいサイズの小鯖。
活かしておきたいので布バケツに水汲んでさぁ、針外そうと手を伸ばした瞬間に
ポチャン
やれやれ。
そんなことをしているとぴちゃぴちゃポイントから100mほど流されたので戻ろうかと思った途端、
バシャバシャっ!!!
50mほど潮下で小規模なナブラ発生!!!
すかさずサビキ付いたままのジグをキャストしますがバシャバシャが収まってしまいます。
んで、巻きまきとリール巻いてると反対側のやっぱり50mほど離れたところで
バシャバシャっ!!!
また、ナブラ。
飛び上がった背びれから、50~60cmくらいのイナワラのようです。
高速で巻き取って再びキャストするころにはまた沈んでしまいます。。。
そんなのを30分ほど繰り返しますがジグにはもちろん喰わないし、サビキにも食いません。
まいったなぁ。
泳がせするにも、ベイトが釣れなきゃ話にならない。
朝の貴重な時間帯をこのまましばらく粘るか、諦めてタイラバかジギングに移行しようか迷います。
しばらくするとナブラも収まってしまい、ベイトも含めて生命感がなくなってしまいました。
もう、ここはあきらめて30m以深に移動しよう。
漕ぎ始めてすぐ、小さな潮目を横切ったところで
ピピピピピ
と魚探が反応します。
ま、水深20m以下だし潮目なので表面のモロモロ層に反応してるんだろ、と漕ぎながら魚探のモニターを見ているとすーっと縦に固まった反応です。
これ、ベイトだねぇ。
漕いでたパドルで急ブレーキをかけ、サビキを10mぐらいのその反応に目がけて落としますと、
ぷるぷる
やっと釣れました!
10cmちょっとのカタクチイワシです。
2匹しか獲れなかったのでもう少し同じ海域で粘ってみますが、ベイトの反応は二度と現れません。
諦めてこの2匹を元手にわらしべ長者を目指します。
ここから大きく移動し、過去に大人のオオモンハタが喰ったポイントへエリア移動。
20分くらい漕ぎ続けるとそのあたりには先に出艇していたyasさんやその他大勢のカヤッカー、カートップボートの方々が広範囲に散らばって浮いています。
でもみなさん、渋い感じ。
魚探には全く反応がありません。
潮も澄んでるとはお世辞にも言い難いモロモロが漂ってる緑な感じです。
でもまぁ、ハタ系のお魚はそんなに魚探には映らないでしょうからライブベイトなら期待は持てます。
ってことで出艇時に作った泳がせの仕掛けを取り出しますが、なんたることか錘を車に忘れてきていますなぁ。。。
ま、いいか。
ペナジグ100gを錘代わりに
貴重なカタクチイワシを掛けて
そっと海底に送り込みます。
左に設置したレイルブレイザーのロッドホルダーに竿を置いて
右側では
ナゴメタルをふわふわとしゃくってみます。
・
・
・
・・・。
全然あかん。
さっきまで南に流されてた潮がぱったりと止まり、風も全く止んでしまって同じ場所一点に浮かんでる感じ。
ちょっと漕いで水深変えてみたり、同じ水深でも動いてみたりと探ってみますが全く喰わないし魚探も静かなままです。
こりゃ、お魚居ないか居ても喰う気がないね。
移動しましょう。
錘代わりのペナジグは艇に揚げ、泳がせていたカタクチイワシは、ほぼ絶命しているんだけど一応そのままカヤックに沿わして海中を引きずったまま400mほど移動します。
はぁはぁ。
たどり着いた先は、過去に高校生くらいのオオモンハタが遊んでくれたところ。
すっかりお亡くなりになったカタクチイワシだったものをそのまま海底に送り込んで、水深が20m程と浅いもんだからもう一度ベイトが来ないかとジグサビキを投入してみます。
ジグサビキが着底しフワッと持ち上げたその瞬間、
ぷるるるる
っと
FISH ON!
FISH ONっていうほどのこともないんですが、ベイトではないねこれは。
すんなりと揚がってきたのは中学生くらいの
オオモンハタでした!
ありがとね、ボーズがなくなっただけでもオジサンは嬉しいよ。
(ベイトは一応釣れてたけどね・・・)
でも、かわいいんで
さよならぁ~。
水しぶきを上げて元気に帰って行きました。
さて。
どうしたもんか。
時刻は8:00前。
おおよそ3時間が経過していますがこれだけ釣れない雰囲気が漂うと困ってしまいます。
朝のベイトが居たエリアの方がまだしもましな気がする。
降ろしていたカタクチイワシだったものを引き上げてまた移動しよう。。。
上げてみると、カタクチイワシだったものが居なくなっていました!
いつの間に。
これは、ここでまだまだ元気な2匹目のカタクチを投入しようか迷いますなぁ。
でもまぁ、きっと海底でカニかなにかにさらわれたんでしょう、ってことにしてやっぱり移動を決意。
だって、潮が全く動かないんで退屈だったし。
漕ぎこぎ。
はぁはぁ。
朝のエリアに到着してみるとぴちゃぴちゃしてた海面はマッタリと平らなままで何も変化がありません。
もちろん、ナブラの気配も無くなっています。
仕方ない。
このまま沖方向に進んで少し水深を稼いだところで最後にして2匹目のライブベイトを投入しましょう。
時刻は9:00。
50mほどから100mくらいの水深までゆっくり移動しながら、カタクチに鬼さんでも喰わないかと流してみましょう。
ただ流すだけだと退屈なので
タイラバを巻きながら。
・
・
・
・・・。
まぁ、なんにも来ませんな。
魚探もシーンとしたままです。
もう、こうなったら。
仕掛けを巻き上げ一気に中深海を目指します。
先週、ラインがブチ切れたままなのでオシアジガー1500にはおそらく150mくらいしかラインがありません。
でも、泳がせをしているスピニングのアルテグラアドバンス4000HGには200mのラピノヴァが巻いてあるのです。
んでも、一回くらい根掛かりでライン切れたような記憶があるので180mくらいしか残ってないかもしれんなぁ。。。
ま、最近の傾向だと170mラインでも赤いの釣れてるのでひょっとしたらひょっとするかもねぇ。
漕ぎこぎ。
過去のマーキングで一番浅いところに到着し、またまた、かつてカタクチイワシだったものをそのまま落としていきます。
んが、ひょっとしたらひょっとするのでこれまで錘に徹してもらってたペナジグにフロントフックだけ付けてみたのでした。
ま~ったく流れないのでたった100gのペナジグでも真っ直ぐ落ちていきますが、まぁ、ながいこと永いこと。
着底までかなりの時間が掛かります。
そりゃそうですよねぇ。
ペナジグだけならまだしも、カタクチイワシが付いたハリスも引っ張って落としてるんですから。
延々と待って心配していた糸巻き量が心配通りに全部出てしまい、下糸のナイロン4号に突入したところでフッと糸が止まります。
着底。
すごいね、100gでも着底が判るって(どんだけ流れがないか・・・)。
でも思ったよりも糸が出てますな。
こんなに深かったっけ???
改めて魚探をというかプロッターモードの画面の縮尺を変えてみると、なんということでしょう!
一番浅いところじゃなくて200mを越えるマークのところに居るぢゃあ~りませんか!
道理で。
ま、いいや。
ナイロンなのですが、基本はエサ釣りなのでジグをしゃくることもないし、着底から少し錘を持ち上げてみましょう。
海底が砂地なので突き刺さったであろうペナジグを引っこ抜くようにゆっくり竿を起こします。
じわっと力がかかりす~っと錘が砂から抜けるのがよくわかる。
活き餌ではなくなっていて泳がないので少しだけ底から浮かしてみましょう。
おおよそ3mくらいのところにペナジグ。
その下1.5mくらいのところにカタクチ。
そんなイメージ。
もちろん、海面がゆーっくりと上下しているので底からまんべんなく5mくらいの範囲をエサとジグが漂っていることでしょう。
と。
バシャバシャバシャ!
突然かなり大きな音が聞こえ100m程向こうでナブラが発生します!
いつもならここで速攻キャスティングなのですが、スピニングは真下に糸を伸ばしていてオシアジガーでは投げられません。。。
見ている間にカモメが飛来し、ダイブを開始。
するとナブラが収まりカモメが空をきります。
朝と同じように小規模なナブラですが明らかに音が大きいのです。
またしばらくすると、さっきとは反対側で今度は50mほどのすぐそばで
バシャバシャバシャ!!
かなり大きな音。
そしてまた見えた背びれは今度はブリクラスのようです!
さっき休んでたカモメが再び飛来し、どこからともなく飛んできた他のカモメも合流して大きめの鳥山になりますがまたナブラは沈んでしまいます。
そうしていると3分おき位にナブラが立ちはじめ、どうしようかとても迷います。
巻き上げてキャストの準備しようかどうか。
ナブラの規模は小さくて、ベイトも群れが小さいのか魚探には反応しないのです。
と。
ぷるん
落としていた竿先が、なんかお辞儀したような。
置き竿にしていたのをそっと持ち、少し送り込んでみます。
ぷるる
また何かつついてる感じ。
針がカタクチの上あごにチョンがけなので十分に食い込ませる必要があるでしょう。
そう思ってまた少し送り込みながら様子をみます。
ぷる ぷるるる
さすがに、もう食い込んだかな?
かなり我慢してみましたが我慢しきれなくなってじわっと持ち上げてみます。
ぷる ぷるぷる
これは、喰ったでしょ!
ってことでゆっくりと大きく合わせると
すーっ
と寄ってきて、あれれれれれ?!
喰ったんじゃないのぉ~
と疑心暗鬼になった途端
ググンっ!
と
FISH ON!
やたっ!
同じテンションを保ちながらゆっくりとゆっくりとハンドルを巻きます。
と!
巻いている周りで
バシャバシャバシャっ!!!
さっきよりも大規模なナブラです。
カヤックの周りで大きな水しぶきがあがり、カモメがいっぱい飛んできます。
巻きまき。
周りをみながら巻くのですが気が気ぢゃない。
巻きまき。
ついつい、手が速くなりそうなのを抑えておさえて同じテンションを保ちます。
周りでバシャバシャいう中を巻き巻きしてると
ぐぐぐ
と暴れます!
いつもと違ってキャスティングするというかサーフで使ってる竿なのでジギングロッドに比べればずいぶん柔らかいからバレにくいとは思いますが、PEと違ってナイロンが出てて伸びるのと竿が柔らかいので逆にフッキングがどこまでできているかも不安。
周りの状況に流されない鉄の意思を持って(!)じわじわと巻き取っていきますと、残り僅かなところで
ぐぐぐぐぐん
とドラグを出さんかというくらいの抵抗をするのです。
(ま、ドラグあんまり締めてなかったんですけどね)
これはっ!
どどーん。
やったぁ~、まさかに赤い美味しいのが挙がって来ました!
しかも、ジグに喰ってます!
フック付けといてよかったよぅ。
エサにしてたカタクチは?
見事にかじられています。
やっぱり、アカムツがエサにじゃれてたのか?
んで待ちきれずに持ち上げた時、ジグに反射的にアタックしたのか?
判りませんが、食い込むのを待ってたのでジグへのアクションは一切していないのです。
送り込んでフワッと竿を上げた時になんらかの反射があったに違いありません。
ジグの反射とお魚の反射的な動き。
とにかく、てっきりエサに喰ったと思ってたのがジグに喰ってたのが驚きでした!
改めて、うれしいんで自撮り!
絞めて血抜きしながら、今度はエサがないんでハリス無しで直接ペナジグを落とします。
と、パドリングの音が聞こえてきます。
遠くから。
yasさん登場です。
「遠くから見たら、鳥山が立ってたんで漕いできました!」
気付くと、ナブラは沈んでますが、私のカヤックの周りで鳥山立ってたのは確かです。
遠目では、
” あいつ、鳥山の真ん中で浮いてていいなぁ~! ”
って見えるに違いありません。
「確かに、大きなナブラでしたよー。またナブラ出ると思います!」
yasさんと話しながら、でもキャスティングの竿とリールは真下200mほどのところにジグを送り込んでいるのでありました。。。
そうしながら30分くらいは流してたのですが、かなり遠くで鳥山はたつものの近くでの反応は無し。
ジグにも反応ないまま予定してた11:00を過ぎ、そよそよですが風も吹き始めます。
流れるし、もう100gで落とすのは無理。
時間も来たのでバウを岸に向けます。
富士山の冠雪がずいぶん溶けて山肌が見えるようになってきましたね。
浜でyasさんや黒いファルコンの方(また御一緒の時にはよろしくお願いしますねー)と少しおしゃべりしながら、ぼちぼちと片づけましょう。
今日は、浮いてた時にすくった
獲物一匹ゴミ一個でにっこり。
あ、獲物は1つですがオオモンと小鯖とカタクチで3つでいいかな。。。
本日のまぐれな一匹。
ま、まぐれでも何でもあそこまで漕いでトライした結果だから善しとしましょう!
この季節、浅いところは厳しいから中深海に特化するか、ナブラを追いかけまわすかどちらかの選択か。
どっちにしても漕ぐのは大変です・・・。
yasさん、次はカヤックフィッシングジャパンカップでがんばりましょー!
Posted by はなたく at 14:09│Comments(2)
│カヤック 釣り
この記事へのコメント
お疲れ様でした。
ジャパンカップよろしくお願いします♪
ジャパンカップよろしくお願いします♪
Posted by yas at 2017年06月06日 00:01
>yasさん
返信遅くなりました。
よろしくお願いします!
プラ行けないけど。。。
返信遅くなりました。
よろしくお願いします!
プラ行けないけど。。。
Posted by はなたく at 2017年06月08日 22:42