› はれわたる! › 日々のこと

  

2019年09月08日

夏山行ってみよー! その3



もう少し!

というか、すでに頂上ですがね。

一番高いところまで50mくらい、すぐそこに見えてます。




その、山頂の近くは混んでるのでひとまず腹ごしらえします。

といっても行動食をモグモグとほおばり、赤岳鉱泉で汲んできた沢の水をゴクゴクと飲むだけ。

まだ3時間くらいしか歩いてないし、時刻は11:00になってないからね。

そして山頂が空いたので、ササっと




赤岳、登頂です!




晴れて、景色いい。。。

周りの景色、写真撮るの忘れてた。

まぁいいや。


てっぺんで写真だけ撮って他の方に場所を譲り、下山開始しますがその前に。



一等三角点、触っとかなきゃね。


では。

降りましょう。

来た道とは反対側に



そろりそろり。

岩だらけで結構険しい。



慎重に降ります。

荷物無いから、身軽で動きやすい。

背負って、逆走で頂上目指したら苦しいだろうねぇ。




さらに険しく見えるキレットには行きません。

荷物と離れちゃう。

文三郎尾根に折れます。

それでも結構な急降ですな。





ウソ書いてあるしっ!!!

まぁ、距離は近いけどね。




急降が終わるとコマクサ咲く穏やかな斜面になって、



ハイキング気分です。

でもまぁ、腹減った。。。


頂上から2時間ほど降りると



やっと行者小屋に戻ってきましたぁ。

もうね、腹減ってたまらん。


日陰に荷物置いておいたの、



お弁当を入れてあったからです。

紐解くと



ちまき!

赤岳鉱泉で用意してもらいました。

チェックインの時に翌日のお弁当もお願いしておくと朝ごはんの時に引き替えてもらえます。


もち米に豚肉とシイタケが入ってずっしりと重い。

旨し!

皆、黙々と食べます。

旨いなぁ。


さぁ、今度は荷物を背負って。



降りましょう。

登ってきたときは北沢ルートで下山は南沢ルートです。



っと言ってもなかなか沢は現れません。

木のないところ、沢の中を歩いてるのかも知れませんが水はありませんね。

でも湿ってはいるのでキノコは時々出てます。





ツルタケっぽいけどテングタケの仲間はよく判らん。




これもベニタケの仲間だけどカワリハツかな。


そして、嬉しいのみっけ!



ヌメリスギタケモドキ!

初めて見つけました。

食べたいっ!!!


でもねぇ、近くでみると少し古くて傘の裏に虫食いの痕がいっぱいあります。

残念。

喰うの断念です。。。




最後にウスタケ見つけて終了です。




登山道の出口に帰ってきたのは



頂上から5時間半後の事でした。


いやぁ、疲れた。

さ、帰ろ。

とはいきません。

車まであと2kmありますなぁ。。。




林道で重いおもい登山靴からクロックスに履き替えたりして、



車に帰り着いたら



午後6時でした。


Googleさんに一番近くの温泉を聞いて



風呂入ったら、ごはん屋さんが閉まりはじめる時刻ですな。

何処かに美味しいお店が開いてないもんか。



開いてたぁ~~~!

チーズ盛り合わせも



バーニャカウダもめちゃめちゃ美味しかったけど



見た目はなんてことない、高原野菜たっぷりのベーコンパスタが、秀逸でした。

燻煙の香りのするトマトソースがたまらん旨かった!

夏野菜とカラスミのパスタも



香りあって旨い!

堪能しました。



父はひざがガクガクになって、母も足が痛いと言ってるけれど、子供たちは至って普通でケロッとしている。

そして老体に鞭打ちながら帰りの車を運転するんだけど、当然のように皆さん寝静まる。

皆が眠ると、父も眠いのじゃ。

そっとコンビニに寄って 「チョコモナカジャンボ」 をかじりながら運転します。

眠気も覚めるけど、疲れた時に甘いもの、最高ー!



でも。

ひさびさの山登りはめちゃめちゃ楽しかったのです。

また秋に。

何処か登りたくなりましたね。



帰ってから陰干しして仕舞いましょう。



・ ・ ・ と、早速付けてますな。







で、今回の収穫!



子供たちコレクションが、また一つ増えました。

おしまい。  


Posted by はなたく at 17:05Comments(0)日々のこと

2019年09月06日

夏山行ってみよー! その2



朝ぁ~!


朝飯食う。



準備して



って、いつまでマンガ読んでる!

出ます。



森林限界を超えるまでは涼しい山道を歩きます。

綺麗なコケ。




面白い苔。



なんかを眺めながら



行者小屋を目指します。

よぉ~く寝たから足取りは軽い。




山で一番見かけるんじゃないかな?

ベニタケの仲間。


こっちは



ツルタケ。


食べられるの、発見!



カヤタケ。

微妙。

ホテイシメジかなぁ。

そもそも、一本じゃどうしようもないけれど我が家では食卓にはあがりません。

ホテイシメジ食べるとアルコールがうまく分解できなくなって悪酔いするらしい。

食べちゃったら一週間は禁酒だそうな。

ビール大好きな嫁様は絶対に食べません。

過去にワタクシ独りで食べた時には甘くて美味しかった記憶があります。

カヤタケもうまかったな。


なんてのを眺めてると、着いたぁ!



行者小屋です。


日陰に荷物を置いて、最低限の行動食と水分だけ持ったら、空荷で出発です!


いきなり険しいけどね。。。




大同心と小同心を眺めながら



岩場を上がって行きます。




クサリ場をワシワシと登っていくと



途中に



キンポウゲっぽいお花が咲いてたりしますが、

やっと目的の山が見え、



ようやく尾根に出ます。





地蔵の頭です。

決してお地蔵さんを見下してるわけじゃありませんよ。



そういう名前なんだから仕方ない。

しかし、空荷なのに疲れます。

さすがに20年ちょい前のようにはいかない。

子供たちは平気そうでしたがね。

そういえば20年ちょい前は、荷物背負ったままクサリ場を歩いたあとで地蔵に荷物置いて横岳まで走って行った記憶が蘇りました。

今?

走れるわけないじゃん!!!


一息ついたら、右に折れ最高峰、赤岳を目指します。

そう、今回の目的は家族で赤岳制覇。



尾根なんで歩きやすいですが、先が急登なのが見えるのはちょいとしんどい。

まぁ、歩きましょう。


すぐそこに見えてるんだけどすぐには着かない。

でも



チシマギキョウとか




ハイマツぼっくりとか

紫色の



ツガぼっくりなんかを眺めながら

つらつら歩くと



赤岳展望荘が近づいてきて

女王が咲いていました!



コマクサ。

綺麗です。

コマクサに逢えると、登ってきたなぁとしみじみ思えます。


さぁ、あと少し。





展望荘を振り返ると、結構急なのな。

赤岳頂上から降りてきたお姉さま方が下山渋滞しております。




もう目の前です。



つづく。  


Posted by はなたく at 22:06Comments(0)日々のこと

2019年09月05日

夏山行ってみよー! その1

お盆休みのお話です。

今年のお盆休みは台風に振り回されましたね。

来るぞ来るぞ!と休み前から天気予報が騒ぎ、会社の夏季休暇中どこにも出かけられないなぁ...と。

休みが近づくにつれ、台風の歩みが予報より遅いことが判り、これは前半は何とか天気もつんじゃない???



独り暮らし中のお姉ちゃんがお盆に戻ってくるという。

  「ねぇねぇ、山行こ。14~17日に帰るからさ。」

  「たぶんね、天気悪くて無理だよ。台風前なら何とかなるかも。」

  「え~っ、じゃ、ライブ約束してたけど断って早く帰るぅ。」

友達との約束よりも山登りを優先する女。。。




8月11日。

朝4時ごろに皆を叩き起こして車中の人となります。


あ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ っという間に着いた!

あ、運転してる父以外の面子の話です。




ちゃっと準備して、出ぱぁ~つ。

4時に起こしたからと言って4時に起きる訳もなく、準備もダラダラ、途中で朝ごはん喰ったりしていると歩きはじめは9:30を回っています。

ま、いいけどね。


ちょろちょろと林道を歩きます。



林道の終点にも駐車場は有るんですが、未舗装なのと混んでると嫌なので2km程手前の舗装路最終点に車を止め、肩慣らしというか足慣らしにフラットな広い林道を進むのでした。

荷物の軽い坊主、とっとととっとと先走るので比較的水分をたくさん背負ったお姉ちゃんの荷物と交代してみます。



ま、遅くはならんけどね。


んで、また

あ ・ ・ ・ っという間に到着します。

って、1時間くらい経ってますがね。

その未舗装駐車場です。



登山予定を提出して。






久しぶりの、八ヶ岳!

父と母は遥か20年以上前に登っていて、子供たちとも何年か前に硫黄岳には登っています。


ちゅうわけで、林道にお別れしてようやく登山道に取り付きます。




登山道のまわりは、いろんな種類のコケがびっしりと絨毯になっていてめちゃめちゃ綺麗ですねぇ。

空気も美味しい。


途中の休憩で変なヤツ。



新種のダンスではありません。

トンボがいっぱい飛んでるんで ” この指とまれ ” やってるだけ。

とまらんけどね。。。
 


歩いてるとホタルブクロとか




きっと食べられると思うけど同定できないし採らないイグチの仲間が出てたり




きっと食べちゃうと激しく苦しみながらあの世へ旅立てる、なんちゃら殺人事件とかのドラマでよく出てくるヤツなんかが



あっちこっちで目を楽しませてくれます。


そうして3時間ほどよちよちと歩いたら、小屋が見えてきます。




着いたぁ。



テントの花と山小屋。

今日のお宿です。

ひとまず、ひるめし食べよ。



小屋の脇でコンビニおにぎり。


まだまだ早い14:30くらいなので荷物置いて前に登った硫黄岳まで行ってこようかなぁ~。

なんて話ながら食べますが、ちょっと曇ってきたし往復すると日暮れくらいになりそうだから、ほとんど歩いてない気がするけれどチェックインしましょ。

なんせ、お気楽ご気楽登山が身上なので早く楽できるに越したことはない。



赤岳鉱泉です。

シーズンで混んでるみたい。

出来れば家族で個室にしてほしいとのことですが。

願ったり叶ったり!

ちょっとだけ出費ですが、気兼ねなくゆっくり寝たいもんね。

ここにもお気楽ご気楽な要素がたっぷりです。

そして。

ここ赤岳鉱泉はお気楽ご気楽だけじゃなくて極楽もあるのですよ。

鉱泉というだけに、



そう、お風呂!

標高2200m超えてるのに風呂入れるって、サイコーっ!


まだまだホントに早い時間なので綺麗なお湯にゆっくり浸かって気持ちいいことこのうえない。

ゆっくり堪能したら。



携帯は圏外なので子供たちはマンガに入り浸る。



個室にまで持ち込んでダラダラ。


嫁様は、汗かいて風呂入ってやるこたぁただ一つ。



このためにわざわざ山に登ってると言っても決して過言ではありません。

ワタクシは飲めないんで冷たい沢の水で満足です。


んで部屋でゴロゴロしてたら山小屋のスタッフが呼びに来てくれました。

晩御飯。


もうね、最近の山小屋のご飯はバカにならない。



宿泊者限定、ステーキです。

たいして歩いてないのに、こんなの喰っていいのかしら。




美味しいし。

いいんぢゃね。


お腹もくちくなって、涼みに外に出てみますと。



曇る予報だったけどすっきりと晴れた空にはお月様が出ていて




ポツリポツリと灯が点り始めたテントのまわりで、皆さん陽が落ちるのを思いおもいにくつろいでいます。

ま、天幕泊の皆さんは晩御飯作ってたりしますけどね。

テント担いで登るのもとっても楽しいですが、そして20数年前はテント泊だったけど、小屋泊まりもいいものです。

何より、軽いしね装備が。
(あ、テントと食料と炊事道具は子供たちに背負わせて父と母は楽する作戦使えるなぁ!)




そうして、静かに山の夜は更けていくのでした。



続く。  


Posted by はなたく at 02:45Comments(0)日々のこと
にほんブログ村 釣りブログ カヤックフィッシングへ
にほんブログ村