はれわたる！

少し前のことですが、初めてカヤックで釣りに出ました。。。

1月27日（金）。
ネットで海況をチェック。
やっと、なんとなく浮けそうな波、風。
深夜、嫁さんに聞こえるように、釣りに行くことをそれとなくつぶやいて布団にもぐる。

1月28日（土）。
朝、5:00。
携帯のバイブ振動で目覚める。
皆を起さないようにそぉ～っと着替え、こそこそ準備、
エンジンかけた瞬間にアイドルのままソロソロと発進。



１２年ぶり。

某、海岸。

下ろせそうな場所を探してうろうろ。

駐車場ではラジオ体操のジジババが30人位、
中国の太極拳の光景をみてるような、
だけど体の動きだけが少しきびきびした様子で
ダンスのような体操のような踏み台昇降のような、
とにかくわらわらと居る直ぐ横に駐車。

かなり怪しまれながら準備開始。

水深も海底の状況も不明。
事前にネットで調べた海図では３ｋｍは沖に出ないと水深は２０ｍ以下。

なにを持っていくか。
イカ餌木とタイラバをセット。
でも初出艇で初坊主は嫌なので虫とオキアミも持っていく。

テトラ内は波無し。
テトラの外も、一見、波はない。



8：15。
いよいよ漕ぎ出す。



テトラの外に出てみると、波は細かいが風は若干。

風速は不明だがそよ風よりちょいと強いくらい。

風下に向かって漕ぐと魚探のGPSが5ｋｍ/ｈを表示。
出艇場所から遠ざかる。

水深は10～13ｍ。

魚探には反応は無い。

遠くに富士山。

餌木を投入するも反応なく、直ぐにエサに変更。
流していると艇が先に流れて道糸がどんどん取り残される。

パラアンカーを投入。
流れは緩やかになったが反応は相変わらず無し。

水深15ｍを越えた。
ふと周りを見渡すと、岸が遠い。

　　これって、流されてる？？？

仕掛けを上げ、風上に向かって漕ぐ。
1ｋｍ/ｈ。
進まない。

ま、１時間も漕げば元に戻れるか。

独り言を呟くが、心中穏やかではない。

まずは風上をあきらめ岸に直角に近づく。
そこそこ岸に近づくと風が若干緩み船首を風上に向ける。

30分ほど、大汗をかいて再び仕掛け投入。
直ぐに根がかり。
更に３回、根がかりで仕掛けを失う。

12：00。

風と戦う。
筋トレのような修行のような。


かなり萎えて一旦、帰岸。



１０分くらい休憩して、再出艇。

テトラ付近を流そうと試みるも風が少し強くなってくる。

波は無いが流される。

３回流して、気持ちがポッキリ。


13：30。

ＫＦ、ほろ苦デビュ-となってしまった。

最初から上手くはいかないか。。。