2014年10月05日
アネー・オトウトー と 秘密の部屋。
いやぁ、雨と風で手も足もでませんねぇ~。
遠州灘は10mの大波だそうで。
はやく18号行ってもらいたいですが、すぐに19号が追いかけてきてますなぁ。。。
「雨の日の釣り師の為に」って開高さんのエッセイがありますが、「風の日のカヤックアングラーの為に」暇つぶし、なんか無いですかねぇ。
釣りの話は書くことが無いので。
ちょっと家の話なんかを。
― ○ ― ○ ― ○ ― ○ ― ○ ―
さて。
ちょっと前に縄梯子を作った話を書きましたが。
この縄梯子、上半分を取り外せるようになっています。
なぜか?

(上半分をはずしロープがぶら下がっている状態)
屋根裏部屋への出入り口を閉める為です。
ちょっと判りにくいですが、写真の手前側、四角く切り取られている部分が出入り口になっています。
そして出入り口の蓋は切り取られた屋根裏部屋の床板が並べてあるだけなんです。
ということでこのままじゃ危ない。
床板をつないで蓋にします。

で、ロープをまとめていたら。。。

座る奴。

漕ぐ奴。
棟木からぶら下がったブランコ。。。
なんでも遊び道具にしてしまいやがる。
ま、いいんですが。
で、漕ぐ奴の向こう側。

これまた判りにくい写真ですが床にいっぱい転がっています。
杉の床板(仕上げ材)なんです。
なぜか。
奴らが遊んでいる部分は完成しているのですが写真を撮ってる私の足元は。

段差になっています。
床、仕上げの化粧板で張ってないんですねぇ。
つまり、屋根裏部屋は半分しか居住できない。
私の今立っている側は根太の上に立たないと下地板を踏み抜いてしまうのです。
これは由々しき事態なのです。
暴れまわる小僧たちは下地板を踏み抜くこと、請け合い。
早くなんとかしないと。
ということで。
屋根裏に工具を持ち込んで床張りです。
まずは。

かね勾配の切り妻屋根なので床と屋根は45度の角度があります。
なので屋根に接する隅っこに張る板は。

カンナで面取り。
こんな感じ。

で、隅っこに合わせて釘を打つんですが。

一枚目を打ったところ。
判りにくいですね。
少しだけ寄ってみます。

サネの隅に斜めにフロア釘(頭が小さくできています)を打つ。
大きな節の右側にポツンと金属色の点が見えるのがそれです。
まぁ、別にフロア釘にする必要はなくて直接打てばいいんですが。
(屋根裏だしね)
打てないんです実は。
2枚目を打つところ。

一枚目のサネの ” 」 ” 部分に2枚目のサネの ” 「 ” 部分を重ねて浮きあがらないように近くにステンレス釘を打つんですが。
写真のとおり。
金づちが振れないんです。
屋根に当たるから。
ということで一枚目だけはフロア釘で斜めに打ちこんだのでした。
2枚目以降はどんどん同じ作業を繰り返していけばいい。
でもね。。。

床板、めっちゃ長いんですよ。
12尺。
集成材ではない、無垢板なので。
めちゃめちゃ反る。
手前をきっちり合わせてみます。

ちょっと赤っぽい、まだ釘は打ってない真ん中の板。
既に打ちこんだ右側の板とサネを合わせてあります。
(上板のサネより下板のサネが長いので少しだけ凹溝が残ります)
で、向こうの端っこに行くと・・・

サネの長さと同じくらいの隙間があいてしまっています。。。
板が曲がってしまっているのでそのままだとどうやってもサネが合わないんです。
どうしよう。
・
・
・
なんてね。
曲がりを修正すればいいんですねぇ。
板から少し離して捨て釘を打ちます。
もちろん、下地のしたに根太があるところです。

で、切れっぱしを添えて、バールを差し込んで・・・

てこの力を使って曲がっていた板を強制的に延ばす。

きっちりサネがあったところで釘を打って固定します。

綺麗にサネが合いました。
さっきの捨て釘はもちろん抜きますよ。
さてさて。
最後の板。
ちょっと細工が必要です。

写真の上に写っているの、我が家の大黒柱なんですが床下から棟木まで一本で通してあります。
写真のとおり屋根裏にももちろん通っているので床板を柱の形に切り欠かないといけない。
柱の形を板に転写するの、写真撮り忘れましたが簡単です。
柱のそばに板を置いて柱の表面からの距離を平行に測りながら点を打っていき、最後に点を結ぶと柱の形になります。
細工ノコでキコキコと切る。


切った木屑のほうを柱の横に置いてみると柱と同じ形をしているのが判りますね。
柱にも床板の厚さに少しだけ刻みをいれておきます。
ここ以外に。

壁の間柱の所を切り欠かないと。
こんな感じ。

間柱の数だけ全部、切り欠いて。
いよいよ、運命の合わせ!

滑り込ませながら、サネの ” 「 ” 部分を叩いて収めていきました。
なんとか。

入ったかな?

少しだけ大黒柱の下に潜り込ませたので仕上がりはいい感じ!
間柱部分も。


我ながら綺麗に収まりました!
これで、完成!!!

もう、床を踏み抜くことはありません。
間柱のある壁は間柱丸出しですが、まぁ、このままでいいかなぁ。
気が向いたら板張るとか棚作るとか切り欠いて窓作るとかしようかと思いますが
多分、気が向くことは無いでしょうねぇ~。
窓作ると居間まで吹き抜けなんで上から子供が降ってきても困りますし。
完成したところから入口方向を見ると、

こんな感じです。

3頭犬が守っていた秘密の部屋は床の扉を開けて下に降りるといろんな仕掛けがありましたが、
我が家の秘密の部屋は床を開けて上にのぼると子ども達の秘密基地=ゴミ溜めになりつつあります・・・。
父の安住の場所のつもりだったんですがネェ。
盗られちゃった。
ま、それもまた。
楽しそうでいいかな。
*************
10月6日 追記。
翌日になって気づきました。
3頭犬が守ってたのは秘密の部屋じゃなくて賢者の石でした。。。
秘密の部屋はマートルでしたね。。。
ま、いっか。
遠州灘は10mの大波だそうで。
はやく18号行ってもらいたいですが、すぐに19号が追いかけてきてますなぁ。。。
「雨の日の釣り師の為に」って開高さんのエッセイがありますが、「風の日のカヤックアングラーの為に」暇つぶし、なんか無いですかねぇ。
釣りの話は書くことが無いので。
ちょっと家の話なんかを。
― ○ ― ○ ― ○ ― ○ ― ○ ―
さて。
ちょっと前に縄梯子を作った話を書きましたが。
この縄梯子、上半分を取り外せるようになっています。
なぜか?
(上半分をはずしロープがぶら下がっている状態)
屋根裏部屋への出入り口を閉める為です。
ちょっと判りにくいですが、写真の手前側、四角く切り取られている部分が出入り口になっています。
そして出入り口の蓋は切り取られた屋根裏部屋の床板が並べてあるだけなんです。
ということでこのままじゃ危ない。
床板をつないで蓋にします。
で、ロープをまとめていたら。。。
座る奴。
漕ぐ奴。
棟木からぶら下がったブランコ。。。
なんでも遊び道具にしてしまいやがる。
ま、いいんですが。
で、漕ぐ奴の向こう側。
これまた判りにくい写真ですが床にいっぱい転がっています。
杉の床板(仕上げ材)なんです。
なぜか。
奴らが遊んでいる部分は完成しているのですが写真を撮ってる私の足元は。
段差になっています。
床、仕上げの化粧板で張ってないんですねぇ。
つまり、屋根裏部屋は半分しか居住できない。
私の今立っている側は根太の上に立たないと下地板を踏み抜いてしまうのです。
これは由々しき事態なのです。
暴れまわる小僧たちは下地板を踏み抜くこと、請け合い。
早くなんとかしないと。
ということで。
屋根裏に工具を持ち込んで床張りです。
まずは。
かね勾配の切り妻屋根なので床と屋根は45度の角度があります。
なので屋根に接する隅っこに張る板は。
カンナで面取り。
こんな感じ。
で、隅っこに合わせて釘を打つんですが。
一枚目を打ったところ。
判りにくいですね。
少しだけ寄ってみます。
サネの隅に斜めにフロア釘(頭が小さくできています)を打つ。
大きな節の右側にポツンと金属色の点が見えるのがそれです。
まぁ、別にフロア釘にする必要はなくて直接打てばいいんですが。
(屋根裏だしね)
打てないんです実は。
2枚目を打つところ。
一枚目のサネの ” 」 ” 部分に2枚目のサネの ” 「 ” 部分を重ねて浮きあがらないように近くにステンレス釘を打つんですが。
写真のとおり。
金づちが振れないんです。
屋根に当たるから。
ということで一枚目だけはフロア釘で斜めに打ちこんだのでした。
2枚目以降はどんどん同じ作業を繰り返していけばいい。
でもね。。。
床板、めっちゃ長いんですよ。
12尺。
集成材ではない、無垢板なので。
めちゃめちゃ反る。
手前をきっちり合わせてみます。
ちょっと赤っぽい、まだ釘は打ってない真ん中の板。
既に打ちこんだ右側の板とサネを合わせてあります。
(上板のサネより下板のサネが長いので少しだけ凹溝が残ります)
で、向こうの端っこに行くと・・・
サネの長さと同じくらいの隙間があいてしまっています。。。
板が曲がってしまっているのでそのままだとどうやってもサネが合わないんです。
どうしよう。
・
・
・
なんてね。
曲がりを修正すればいいんですねぇ。
板から少し離して捨て釘を打ちます。
もちろん、下地のしたに根太があるところです。
で、切れっぱしを添えて、バールを差し込んで・・・
てこの力を使って曲がっていた板を強制的に延ばす。
きっちりサネがあったところで釘を打って固定します。
綺麗にサネが合いました。
さっきの捨て釘はもちろん抜きますよ。
さてさて。
最後の板。
ちょっと細工が必要です。
写真の上に写っているの、我が家の大黒柱なんですが床下から棟木まで一本で通してあります。
写真のとおり屋根裏にももちろん通っているので床板を柱の形に切り欠かないといけない。
柱の形を板に転写するの、写真撮り忘れましたが簡単です。
柱のそばに板を置いて柱の表面からの距離を平行に測りながら点を打っていき、最後に点を結ぶと柱の形になります。
細工ノコでキコキコと切る。
切った木屑のほうを柱の横に置いてみると柱と同じ形をしているのが判りますね。
柱にも床板の厚さに少しだけ刻みをいれておきます。
ここ以外に。
壁の間柱の所を切り欠かないと。
こんな感じ。
間柱の数だけ全部、切り欠いて。
いよいよ、運命の合わせ!
滑り込ませながら、サネの ” 「 ” 部分を叩いて収めていきました。
なんとか。
入ったかな?
少しだけ大黒柱の下に潜り込ませたので仕上がりはいい感じ!
間柱部分も。
我ながら綺麗に収まりました!
これで、完成!!!
もう、床を踏み抜くことはありません。
間柱のある壁は間柱丸出しですが、まぁ、このままでいいかなぁ。
気が向いたら板張るとか棚作るとか切り欠いて窓作るとかしようかと思いますが
多分、気が向くことは無いでしょうねぇ~。
窓作ると居間まで吹き抜けなんで上から子供が降ってきても困りますし。
完成したところから入口方向を見ると、
こんな感じです。
3頭犬が守っていた秘密の部屋は床の扉を開けて下に降りるといろんな仕掛けがありましたが、
我が家の秘密の部屋は床を開けて上にのぼると子ども達の秘密基地=ゴミ溜めになりつつあります・・・。
父の安住の場所のつもりだったんですがネェ。
盗られちゃった。
ま、それもまた。
楽しそうでいいかな。
*************
10月6日 追記。
翌日になって気づきました。
3頭犬が守ってたのは秘密の部屋じゃなくて賢者の石でした。。。
秘密の部屋はマートルでしたね。。。
ま、いっか。