2019年07月24日
ソウダガツオをなめてました。
恐らく初めて釣ったと思われるヒラソウダ。

” 恐らく ” というのはソウダはおかっぱりから何度も釣ってるのとカヤックからもミニチュアは何度か釣っていて、おかっぱりで釣れたのはたいして美味しくなくてミニチュアは全部リリースしてるのでよくわからないからなのです。
で、おかっぱりから釣れたのは多分マルソウダだと当時判断してたので ” マルソウダ=たいして美味くない ” と刷り込まれております。
さて。
今回のはヒラソウダだと思いたい。
時々釣ってたのとは見た目が違う気がするからです。
で、WEBの魚図鑑をいくつかはしごして調べてみます。
<特徴その1>
エラの上の黒い線が背中の黒いところまでつながらない

ふむふむ。
<特徴その2>
第一背ビレの後ろでウロコが糸状になる
第一背ビレの後ろで、、、

ウロコが糸状に、、、

なってるねぇ。
これはヒラソウダですな!

見た目は身がはちきれんばかりのパンパンです。
カツオは難しそうなので、まずは簡単なのから。

カイワリ。
高確率でお住まいですな。

ご夫婦で。
お子様(卵)もいっぱい。
しかし、こんな小さな宿り親に成虫が住んでるとは驚きです。
おちおちご飯も食べられないんじゃないの、口の中を占有されると。
ひらく。

皮引く。

アジの類は、手でベリベリとめくれるから簡単でいいね。
ゼイゴも皮ごととれちゃうし。

ラップしましょう。
次。

アヤメカサゴも。
次。
マダイ。
これは血抜きからです。

しっぽ切って、庭に出ます。

庭の水道、草まるけ。
ちびまる子ちゃん、ぢゃありません。
まるけ。
遠州弁で草だらけという意味です。
何十年か前に会社入ってこちらに引っ越してきたとき、泥まるけだったか油まるけだったか何まるけだったか忘れましたが初めて聞いて笑いをこらえたのを思い出しますな。
で、草まるけ。
撮影の邪魔なので適当に草を抜く。

釣ったときに血抜きするために開けたエラ膜の穴にホース突っ込んで、ジワリと水を出すと

じわ~っと血が出る。(草、邪魔。)
釣ってから一日置いてしまったので血が黒くてあんまり出ない。
丁寧に時間を掛けて血抜きしていると水圧で膨らんじゃった。

出目金。

ひとまず、血が出なくなったのでまた台所に戻ります。

3枚におろします。

背骨に沿った血管からは血は完全には抜けてないのが判りますが、まぁ、いい。
熟成させるわけじゃないからね。

半身の背身と腹身、ラップします。
で、ヒラソウダです。

堅いウロコを剥き身にします。

なんとなくウロコが無くなったら、背びれに沿って左右に包丁を浅めに入れます。
堅いウロコと皮を断ち切るだけ。

しっぽもって吊るしながら背ビレと一緒にヒレの骨を引っぺがします。

丸々と太って、美味しそうな予感!
3枚におろします。

半身の腹身と背身。
カツオなんで血合いが大きい。
血合いだけ削ぎ取ります。

下の二つが削いだ血合い。
この血合いは、捨てませんよ。
適当に切って

塩振って

ゴマ油で和える。

これね、食べる直前に作ってくださいね。
知らずに、前もって作って冷蔵庫で寝かせてたのです。
いざ食べるときには、色が黒くなって、変な渋みが出て全く美味しくなかった。
でもね、作った直後、味見したらびっくりするくらい美味しかったのですヨ。
実はこれ、知り合いの居酒屋で飲み会があったときに本ガツオの血合いのごま油和えが突き出しとして出てきて、それがめちゃめちゃ旨かった。
いつか、カツオを釣ったら作ろうと思ってたので本ガツオじゃなくてソウダだけど見た目と味の記憶だけで再現してみたのです。
で、作った直後のつまみ食いであの時の味が蘇りました!
なので食べる直前に作るのが吉です。
戻ります。
背中の皮は堅いので引く。

この写真、伝わりますかね?!
黒いところは皮目ですが、白っぽいところ。
皮を引いた身の方は赤身が露出してるので皮の引き方が激しくヘタクソなの、見えみえですが皮に残った白っぽいところは全部、脂です。

包丁が脂でべたぁ~っとしてるの、判るでしょ?
滅茶苦茶、脂のってます!

全ての半身を包みます。
上からアヤメカサゴの半身、カイワリの半身。真ん中上がマダイの半身、真ん中下がヒラソウダの半身の背身、一番下がヒラソウダの半身の腹身皮付きです。
このまま冷蔵庫へ。
ここまで来て、なぜ皆、半身なのか?
それは、さばいてるときにたまたま嫁様の姉ちゃん=義姉が家に遊びに来たので全く同じラップ包みをあげちゃったからなのです。
嗅覚、冴えてます義姉。。。

頭や、腹骨のすいたの、カマもまとめて冷蔵庫へ。
さて、晩御飯。

アラの類は全部グリルへin。
焼けたら

出汁と

汁の身。
マダイを

刺身に切ります。
カイワリも

アヤメカサゴも

白身のお魚が旨そうなのは

いつもの通りなのですが、
これ!

ヒラソウダ。

旨そうです!
腹身は、

ファイヤー!
動画でお楽しみください。
脂がバチバチと燃えて、もうね、いい香りが立ち込めてヨダレ、じゅるじゅるです。


旨そうでしょ!

潮汁に三つ葉を浮かべたら、完成です。
さぁ、食べよう。

手を合わせて、いただきます。

カイワリ、美味いに決まってます。
釣ったアジ族のなかではシマアジとどっちかなぁ?ってくらいに旨いです。
アヤメカサゴも


マダイも甘くて美味しい。
だけど、ソウダガツオをなめてました。

生姜とネギとミョウガとまとめて口に放りこむと
脂がじゅわっと口に広がって、モチモチの食感のあとで薬味のシャクシャクした歯切れ、そして香りがサッと舌を洗ってくれます。
ヒラソウダ、生臭み全くない。
赤身の濃い味が下手なマグロなんかよりも圧倒的に美味しくてずっと噛んでいたくなります。
そのうえ。

炙りの芳ばしさときたらもう、たまりませんぜ。
これはもう、ガツガツと喰うしかありません。

あっという間に食い尽くされる。
それに引きかえ漬け込んだがゆえにあんまり美味しくなくて残っちゃった血合いが悲しい。
ってことで、激しく感動したのでした。
また釣りたい。
強く思うのでありました。
ご馳走様でございました。

” 恐らく ” というのはソウダはおかっぱりから何度も釣ってるのとカヤックからもミニチュアは何度か釣っていて、おかっぱりで釣れたのはたいして美味しくなくてミニチュアは全部リリースしてるのでよくわからないからなのです。
で、おかっぱりから釣れたのは多分マルソウダだと当時判断してたので ” マルソウダ=たいして美味くない ” と刷り込まれております。
さて。
今回のはヒラソウダだと思いたい。
時々釣ってたのとは見た目が違う気がするからです。
で、WEBの魚図鑑をいくつかはしごして調べてみます。
<特徴その1>
エラの上の黒い線が背中の黒いところまでつながらない

ふむふむ。
<特徴その2>
第一背ビレの後ろでウロコが糸状になる
第一背ビレの後ろで、、、

ウロコが糸状に、、、

なってるねぇ。
これはヒラソウダですな!

見た目は身がはちきれんばかりのパンパンです。
カツオは難しそうなので、まずは簡単なのから。

カイワリ。
高確率でお住まいですな。

ご夫婦で。
お子様(卵)もいっぱい。
しかし、こんな小さな宿り親に成虫が住んでるとは驚きです。
おちおちご飯も食べられないんじゃないの、口の中を占有されると。
ひらく。

皮引く。

アジの類は、手でベリベリとめくれるから簡単でいいね。
ゼイゴも皮ごととれちゃうし。

ラップしましょう。
次。

アヤメカサゴも。
次。
マダイ。
これは血抜きからです。

しっぽ切って、庭に出ます。

庭の水道、草まるけ。
ちびまる子ちゃん、ぢゃありません。
まるけ。
遠州弁で草だらけという意味です。
何十年か前に会社入ってこちらに引っ越してきたとき、泥まるけだったか油まるけだったか何まるけだったか忘れましたが初めて聞いて笑いをこらえたのを思い出しますな。
で、草まるけ。
撮影の邪魔なので適当に草を抜く。

釣ったときに血抜きするために開けたエラ膜の穴にホース突っ込んで、ジワリと水を出すと

じわ~っと血が出る。(草、邪魔。)
釣ってから一日置いてしまったので血が黒くてあんまり出ない。
丁寧に時間を掛けて血抜きしていると水圧で膨らんじゃった。

出目金。

ひとまず、血が出なくなったのでまた台所に戻ります。

3枚におろします。

背骨に沿った血管からは血は完全には抜けてないのが判りますが、まぁ、いい。
熟成させるわけじゃないからね。

半身の背身と腹身、ラップします。
で、ヒラソウダです。

堅いウロコを剥き身にします。

なんとなくウロコが無くなったら、背びれに沿って左右に包丁を浅めに入れます。
堅いウロコと皮を断ち切るだけ。

しっぽもって吊るしながら背ビレと一緒にヒレの骨を引っぺがします。

丸々と太って、美味しそうな予感!
3枚におろします。

半身の腹身と背身。
カツオなんで血合いが大きい。
血合いだけ削ぎ取ります。

下の二つが削いだ血合い。
この血合いは、捨てませんよ。
適当に切って

塩振って

ゴマ油で和える。

これね、食べる直前に作ってくださいね。
知らずに、前もって作って冷蔵庫で寝かせてたのです。
いざ食べるときには、色が黒くなって、変な渋みが出て全く美味しくなかった。
でもね、作った直後、味見したらびっくりするくらい美味しかったのですヨ。
実はこれ、知り合いの居酒屋で飲み会があったときに本ガツオの血合いのごま油和えが突き出しとして出てきて、それがめちゃめちゃ旨かった。
いつか、カツオを釣ったら作ろうと思ってたので本ガツオじゃなくてソウダだけど見た目と味の記憶だけで再現してみたのです。
で、作った直後のつまみ食いであの時の味が蘇りました!
なので食べる直前に作るのが吉です。
戻ります。
背中の皮は堅いので引く。

この写真、伝わりますかね?!
黒いところは皮目ですが、白っぽいところ。
皮を引いた身の方は赤身が露出してるので皮の引き方が激しくヘタクソなの、見えみえですが皮に残った白っぽいところは全部、脂です。

包丁が脂でべたぁ~っとしてるの、判るでしょ?
滅茶苦茶、脂のってます!

全ての半身を包みます。
上からアヤメカサゴの半身、カイワリの半身。真ん中上がマダイの半身、真ん中下がヒラソウダの半身の背身、一番下がヒラソウダの半身の腹身皮付きです。
このまま冷蔵庫へ。
ここまで来て、なぜ皆、半身なのか?
それは、さばいてるときにたまたま嫁様の姉ちゃん=義姉が家に遊びに来たので全く同じラップ包みをあげちゃったからなのです。
嗅覚、冴えてます義姉。。。

頭や、腹骨のすいたの、カマもまとめて冷蔵庫へ。
さて、晩御飯。

アラの類は全部グリルへin。
焼けたら

出汁と

汁の身。
マダイを

刺身に切ります。
カイワリも

アヤメカサゴも

白身のお魚が旨そうなのは

いつもの通りなのですが、
これ!

ヒラソウダ。

旨そうです!
腹身は、

ファイヤー!
動画でお楽しみください。
脂がバチバチと燃えて、もうね、いい香りが立ち込めてヨダレ、じゅるじゅるです。


旨そうでしょ!

潮汁に三つ葉を浮かべたら、完成です。
さぁ、食べよう。

手を合わせて、いただきます。

カイワリ、美味いに決まってます。
釣ったアジ族のなかではシマアジとどっちかなぁ?ってくらいに旨いです。
アヤメカサゴも


マダイも甘くて美味しい。
だけど、ソウダガツオをなめてました。

生姜とネギとミョウガとまとめて口に放りこむと
脂がじゅわっと口に広がって、モチモチの食感のあとで薬味のシャクシャクした歯切れ、そして香りがサッと舌を洗ってくれます。
ヒラソウダ、生臭み全くない。
赤身の濃い味が下手なマグロなんかよりも圧倒的に美味しくてずっと噛んでいたくなります。
そのうえ。

炙りの芳ばしさときたらもう、たまりませんぜ。
これはもう、ガツガツと喰うしかありません。

あっという間に食い尽くされる。
それに引きかえ漬け込んだがゆえにあんまり美味しくなくて残っちゃった血合いが悲しい。
ってことで、激しく感動したのでした。
また釣りたい。
強く思うのでありました。
ご馳走様でございました。