金曜日の放課後。
「いくぞぉ~!」
職場の仲間たちと港に繰り出します。
狙いは小アジ。
ご家族や子供たちも一緒に、皆でトリックを落とします。
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・・・。
釣れん。
あんなに好調だと聞いていたのに。
結果、夜中まで粘ったのに、ワタクシ小アジ4尾の貧果でした。。。
真夜中に帰宅し、そのまま居間で30分気絶して、ムクムクと起きだします。
気を取り直して出かけましょう!
6月12日(土)、時刻は朝5:00です。
今日は大勢!
いつものNARIとハチさん、超~遠方からひさびさのお出まし、まちゃさん、ナナ☆くんにCROSSくん。
ハチさんまちゃさんはタンデムなのでカヤック4艇SUP1艇、総勢6名で海に乗り出します。
先ずは浅場からマダイ狙っていきます。
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・
・
・・・。
2時間、何もなし。
次。
少し深くなったのでTGベイトからプレートジャーカーに変えてしゃくると
ぷるん
と
喰った。
ええ、喰いましたが間違いないアイツ。
ほらね。
なんか、全然だめですなぁ。
ま、頑張りましょう。
30分後。
たぶん、90mくらいだったと思います。
底でフワッとしゃくった瞬間、
FISH ON!
やっとまともな重さのモノが喰いました!
ぜんぜん引かない。
まったく引かない。
たぶん、ウッカリカサゴだと思うけどこんなに引かないかい?
巻きまき。
あ~ん?
半分当たってたけどね。
2つ付いてたら重いだけやわな。
引かない訳です。
アヤメカサゴは小さすぎるので
いつものように背ビレに掛けて、底まで沈めてからリリース。
ウッカリさんはキープしますが、冴えません。
他の皆さんも苦しんでいる模様。
そのまま、また底に落としますが来るのは
可愛いのだけ。
写真、使いまわしぢゃありませんからね。。。
リリース。
あかん。
釣れる気がしない。
遠くに居るハチさんからはマダイの便りが聞こえてきます。
(Taken by ハチさん)
あそこまで漕ぐの、しんどいなぁ。。。
よし、ここはっ!
ど~ん!
何のために、睡眠を30分にまで削ったかってね!
このためですよ。
すなわち、
泳がせる!
昨晩のワタクシの釣果は、小アジ4つだったのですが、1つひろなりさんから寄付いただいてブクブクさせておいたのでした。
水深は相変わらず90m。
根のすぐ近くで、そっと小アジを底まで送り込みます。
わくわく。
わくわく。
わくわく。
・
・
・
・・・。
あれれ?
ライブベイトでもあたらないの???
一度だけ
クン
と竿先が入ったのですが、それっきり。
ボロボロになった小アジが戻ってきたのと、
根掛かりして外してる間にエサが脱走したのと、
知らぬ間に(竿先に反応ないままに)2つ居なくなったのと。
焦りますな。
最後の一匹を慎重にしんちょうに落としていきます。
と、着底と同時に竿先が
ツツツっ
入りますっ!
これは来たでしょ!
そっと竿を持ってもう少しだけ食い込むのを待って。
そーっと竿先を海中に突っ込んで
おりゃっ!
っと大合わせ食らわせて
FISH ON!
やたっ!
掛かった!
これは、ホウキハタか?
それともマハタか?
いやいや、ヒラメか?
どでかいのが一瞬頭をよぎります。
んが。
巻きまき巻きまき
軽く巻けちゃう。。。
釣れましたが、ね。
なんやねん!
もっと大きなの連れてきておくれよ。。。
はぁ~ぁ。
泳がせ、終了です。
もうね、沖でね、釣れる気がしない。
イヤ、お魚が居ないに違いない。
見ると、CROSSくんとナナ☆くんが比較的浅場で浮かんでいます。
あっちの方が、いいのかな???
「どお?」
「ダメですねぇ。イサキとアカハタくらいしか釣れません。」
なんですと!
イサキ釣れてるの?!
漕ぎこぎ。
漕ぎこぎ。
30mくらいの水深まで漕ぎ戻ると、ジグサビキにしてイサキに狙いを絞ります。
・
・
・
・・・。
どうやらワタクシの艇を見ると、お魚たちが去って行くようです。
釣れない。
もうイサキぢゃなくて、絶対に裏切らないアカハタにする。
岩礁地帯まで漕いでジグサビキを底まで落とす。
フワリ
フワリ
底から5mくらいの間を流されながら誘います。
いつもなら、アカハタが
バクっ
と喰いついてくるのですが。
マジで。
全然釣れん。
と、目の前で海面がざわつき始めます!
小さいながらも青物ナブラです!!!
これは、もらったでしょ!!
急いで落としているジグサビキを回収しようと竿を持ち上げた途端、
ドカンっ!
と
EARTH ON!
この忙しい時に、根掛かりするぅ~?
そして、このバシャバシャに気づいたナナ☆くんは見事にイナワラを釣り上げます。
(Taken by ナナ☆くん)
そして、根掛かりがどうしても外れないワタクシは、リーダーが切れてジグサビキお亡くなり。
そしてリーダー結び直している間に、もちろん、ナブラは沈んじゃいます。
あ~あ。
何してもアカン。。。
結束中にどんどん流され、漕いでこいで戻ってきたときにはCROSSくんとナナ☆くんはめちゃめちゃ浅いところに浮かんでいます。
漕ぎこぎ。
漕ぎこぎ。
「どぉ?」
「デカいアカハタしか釣れませんねぇ~!」
なんですとぉ~!?
「デカいの???」
「ええ、40オーバーばっかり。」
なにぃ~っ!
こんな所に宝の在処があったとは!
早速ジグサビキを落とします。
水深15mほどなのですぐ着底。
フワリ
フワリ。
また
フワリ
フワリ。
・
・
・
・・・。
なんでぇ~?
全部ヤツらに釣られてしまったか?
でもまだ居るに違いない。
フワリ
フワリ。
フワリ
フワリ。
ふわ
くく
っと
FISH ON!
はぁぁぁぁぁぁぁぁ~。
ちっさ。
なんでかね?
今日は、何しても、どうしても、ワタクシにはお魚は振り向いてくれないようです。
はぁ。
ま、もうね、帰ろかね。
でもまぁ、ジグサビキ付いてるので水深10mの反応に落としてみます。
ぴくぴく
これは。
サビキにベイトが喰ったな。
どれどれ。
おお~っ!
かなり小さいけど美味しいカマスぢゃないですか!
これなら、もって帰ってもいいかな。
小さいけど。
帰りがけに少しサビキで遊んで。
さ、そろそろ。
落としたジグサビキを巻こうとしたその時。
グンっ
と、重みのある
FISH ON!
やっとキタ!
でも、40cmオーバーのアカハタの引きではありません。
もっと小さいけど、もっと引く。
何だろ?
と、思う間もなく揚がってきます。
10mくらいだからね。
ど~ん!
真昼間に喰ってくるとは!
嬉しい、たぶんカヤックだと初水揚げだと思われる、尺メバルです。
これは、めちゃめちゃ嬉しい。
今度から、帰りがけにここに寄り道するのが定番になりそうです。
漕ぎこぎ。
9時間半もの長丁場、船旅でございました。
本日の、獲物一匹ゴミ一個以上。
もう、全然釣れなかったけど、アヤメさんやらカサゴさんやらいろいろリリースした気がするので適当に拾う。
本日の、長時間苦戦のち晴れな釣果。
もう、メバルに尽きますな。
とても嬉しい。
この日、別パーティーで同じ場所で浮いておられた
BDCC2021初戦で見事優勝のOさんは
マダイ2枚にオニカサゴを仕留めたそうで、腕の差歴然です。
NARIもワタクシ同様、釣れなくて苦しんだのですが、ま、いいのです。
そのうち、ワタクシ達にも幸運が巡ってくることでしょう。
腕は無いので。
あくまで、運頼みなのでございます。
おしまい。