夏山行ってみよー! その1

はなたく

2019年09月05日 02:45

お盆休みのお話です。

今年のお盆休みは台風に振り回されましたね。

来るぞ来るぞ!と休み前から天気予報が騒ぎ、会社の夏季休暇中どこにも出かけられないなぁ...と。

休みが近づくにつれ、台風の歩みが予報より遅いことが判り、これは前半は何とか天気もつんじゃない???



独り暮らし中のお姉ちゃんがお盆に戻ってくるという。

  「ねぇねぇ、山行こ。14~17日に帰るからさ。」

  「たぶんね、天気悪くて無理だよ。台風前なら何とかなるかも。」

  「え~っ、じゃ、ライブ約束してたけど断って早く帰るぅ。」

友達との約束よりも山登りを優先する女。。。




8月11日。

朝4時ごろに皆を叩き起こして車中の人となります。


あ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ っという間に着いた!

あ、運転してる父以外の面子の話です。




ちゃっと準備して、出ぱぁ~つ。

4時に起こしたからと言って4時に起きる訳もなく、準備もダラダラ、途中で朝ごはん喰ったりしていると歩きはじめは9:30を回っています。

ま、いいけどね。


ちょろちょろと林道を歩きます。



林道の終点にも駐車場は有るんですが、未舗装なのと混んでると嫌なので2km程手前の舗装路最終点に車を止め、肩慣らしというか足慣らしにフラットな広い林道を進むのでした。

荷物の軽い坊主、とっとととっとと先走るので比較的水分をたくさん背負ったお姉ちゃんの荷物と交代してみます。



ま、遅くはならんけどね。


んで、また

あ ・ ・ ・ っという間に到着します。

って、1時間くらい経ってますがね。

その未舗装駐車場です。



登山予定を提出して。






久しぶりの、八ヶ岳!

父と母は遥か20年以上前に登っていて、子供たちとも何年か前に硫黄岳には登っています。


ちゅうわけで、林道にお別れしてようやく登山道に取り付きます。




登山道のまわりは、いろんな種類のコケがびっしりと絨毯になっていてめちゃめちゃ綺麗ですねぇ。

空気も美味しい。


途中の休憩で変なヤツ。



新種のダンスではありません。

トンボがいっぱい飛んでるんで ” この指とまれ ” やってるだけ。

とまらんけどね。。。
 


歩いてるとホタルブクロとか




きっと食べられると思うけど同定できないし採らないイグチの仲間が出てたり




きっと食べちゃうと激しく苦しみながらあの世へ旅立てる、なんちゃら殺人事件とかのドラマでよく出てくるヤツなんかが



あっちこっちで目を楽しませてくれます。


そうして3時間ほどよちよちと歩いたら、小屋が見えてきます。




着いたぁ。



テントの花と山小屋。

今日のお宿です。

ひとまず、ひるめし食べよ。



小屋の脇でコンビニおにぎり。


まだまだ早い14:30くらいなので荷物置いて前に登った硫黄岳まで行ってこようかなぁ~。

なんて話ながら食べますが、ちょっと曇ってきたし往復すると日暮れくらいになりそうだから、ほとんど歩いてない気がするけれどチェックインしましょ。

なんせ、お気楽ご気楽登山が身上なので早く楽できるに越したことはない。



赤岳鉱泉です。

シーズンで混んでるみたい。

出来れば家族で個室にしてほしいとのことですが。

願ったり叶ったり!

ちょっとだけ出費ですが、気兼ねなくゆっくり寝たいもんね。

ここにもお気楽ご気楽な要素がたっぷりです。

そして。

ここ赤岳鉱泉はお気楽ご気楽だけじゃなくて極楽もあるのですよ。

鉱泉というだけに、



そう、お風呂!

標高2200m超えてるのに風呂入れるって、サイコーっ!


まだまだホントに早い時間なので綺麗なお湯にゆっくり浸かって気持ちいいことこのうえない。

ゆっくり堪能したら。



携帯は圏外なので子供たちはマンガに入り浸る。



個室にまで持ち込んでダラダラ。


嫁様は、汗かいて風呂入ってやるこたぁただ一つ。



このためにわざわざ山に登ってると言っても決して過言ではありません。

ワタクシは飲めないんで冷たい沢の水で満足です。


んで部屋でゴロゴロしてたら山小屋のスタッフが呼びに来てくれました。

晩御飯。


もうね、最近の山小屋のご飯はバカにならない。



宿泊者限定、ステーキです。

たいして歩いてないのに、こんなの喰っていいのかしら。




美味しいし。

いいんぢゃね。


お腹もくちくなって、涼みに外に出てみますと。



曇る予報だったけどすっきりと晴れた空にはお月様が出ていて




ポツリポツリと灯が点り始めたテントのまわりで、皆さん陽が落ちるのを思いおもいにくつろいでいます。

ま、天幕泊の皆さんは晩御飯作ってたりしますけどね。

テント担いで登るのもとっても楽しいですが、そして20数年前はテント泊だったけど、小屋泊まりもいいものです。

何より、軽いしね装備が。
(あ、テントと食料と炊事道具は子供たちに背負わせて父と母は楽する作戦使えるなぁ!)




そうして、静かに山の夜は更けていくのでした。



続く。

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