ぷかぷか306 海底も暗いかな。 & 307 タコにたこにされた。

はなたく

2021年06月27日 17:55

もう、ひと月以上も前になっちゃいますね。。。


大雨が降り続いたすぐあと、深い海に出かけます。

5月23日。



今日は、独りです。

午後は吹いてくるのでちゃっと釣ってちゃっと帰る。

でもねぇ。。。



一級河川の河口が近いからだと思いますが、濁りまくり。

空も曇ってるので、この写真だけぢゃ濁ってるのか曇天が写ってるから白っぽいのか判り難いでしょ?

これです。







パドルのブレードが見えない。

決して深く突っ込んでるわけではありません。

海だけど泥水ですね。

ほんとは100m以浅でマダイ狙ってから沖に出ようかと思ってましたが、浅いところはダメでしょ?!

きっと海面から20mくらいまでは泥水で、それより深い所も海底が暗くてタチウオが深海に戻らずにうろついているに違いない。

であればタチウオを狙えばよいのかもしれませんが、今日は風吹くまで時間も無いのでロストが嫌。

一気に沖に出ます。




202m、エサは鮭のハラスです。

錘代わりのジグは250g、あわよくばこっちに喰ってきてくれてもいいよ。

落とします。


着底を待って、少し根を切ります。

鉛の錘の時は、トントンしたりゼロテンだったりします。

でも、ジグ付けてるときはもちろん針も付いているのでほんの少しだけ海底から離すのです。

根掛かり嫌だしね。

基本砂泥なので滅多に根掛かりしないんだけど時々引っかかる。

たぶん、漁網とか沈んでるんでしょうね。

ってことで、気持ちの中では底から30cm以内にジグがある状態を想像します。


んで、スッと上げてゆっくり降ろす。

もしくはゆっくり持ち上げてフワッと降ろす。

前者は、「エサに喰ってこい!」

後者は、「ジグに喰ってもいいよ!」

な感じです。


ふつう、ジグサビキなんかでジャカジャカ誘うと当たり前に自分でお祭りしてしまいます。

スローピッチだと余計にジグが横向いて落ちないんで絡みやすい。

でもアカムツの場合は、ワタクシあまりしゃくらないのです。

ジギングの時もそれほど飛ばさずにフォールで誘う感じ。

今日は枝素が3本出てますが、持ち上げたのをフリーもしくはちょっとテンションかけて降ろすだけ。

飛ばすわけではないのでほとんど絡むことはありません。

海面のウネリが大きい時は、上げ下げも自動ですね。。。



んで、落としてすぐに

ビビビっ



FISH ON!

ひきません。

これは、ドンコやな。。。

ま、いいか。

巻きまき。

巻きまき。

延々と巻きます。


落として即喰ってくれると嬉しいけれどドンコだと思うとなんか腹立つ。

ドンコに罪はないんだけど、折角落としたのにすぐに巻かなきゃいけないっていうね。

巻きまき。

巻きまき。


あと30mくらいかな?

ビクビク

ん?

こんな上でちょっと暴れる。

ドンコじゃないの?







わーい、赤かった~!

見事なまでに小さいですが。



本命釣れてくれました。

まだ始まったばかり。

次、行きましょう!







次。

3時間半後。




どーゆーこと???

全くあたりが無い。

最初の所がやっぱり良かったのかもしれません。

この日は無風だったのですがとにかく流れが速く、落としてる間にもどんどん流されるので同じポイントを攻めるのが難しかった、イヤ、めんどくさかったのです。

いちいち漕ぎ戻るのが。

なので大体同じ水深の所を流れに任せて釣り歩いていた、イヤ、釣り流されていたのですが、しかたない漕ぎ戻る。

漕ぎこぎ。

漕ぎこぎ。

最初の所から100m以上潮上から落とす。

Quickdraw Contoursで描かれた海底図を見ると、最初のあたりが有ったのは大きな駆け上がりに潮が当たるところのようです。

ワクワクしながら、艇が真上を通り過ぎ、ラインと仕掛けが後を追いかけます。


・・・。


あたらん。

面倒だけどもう一回。

巻いてまいて仕掛けをあげ、漕いでこいでまた潮上までやって来ます。

落とす。

と。


びゅぅぅぅぅ~

あらま。

予想よりちょいと早いんでねえの?

吹き始めます。

と同時に艇が風で流されるので、当然ながら仕掛けが思ったところを通過しませんな。


独りだし。

水汚いし。

チョイと荒れ始めたし。




帰ろ。


風が治まる予定ならまだ沖に居られるレベルでしたが、このままさらに吹く予報だったので、

釣果は、はなはだ不満ですがバウを岸に向けます。





4時間。

沖に出てすぐ帰ってきた感じですねぇ。。。

ま、こんなことも有ります。




海岸に落ちてた真新しいビール缶をゴミ拾いして、

本日の寂しいお魚さん。



ま、早く帰れるので良しとしましょう。

はぁ~ぁ。




- ○ - ○ - ○ - ○ - ○ -




2日後。

5月25日。

週末遊んで、その2日後なので当然の平日ですな。

ま、会社はサボるためにあるのです。

でも、予報見てもどこも爆風で海には出られそうにないなぁ。。。





いやいや。

違うんです。

海には行けない。

その通り。

だからね。


よく見てください。

シンプルでしょ、装備が。

クーラー積んでないし、魚探も。


海に行けないなら湖に行きましょうね、良い子は。

はい、タコです。

クーラーも魚探もいらない。

時刻もお昼過ぎです。

潮止まりに合わせて漕ぎ出します。






鉄橋の下。

頭上を激しい音をさせながら新幹線が通り過ぎていきます。

んで、潮止まりちゃうのん???

めちゃめちゃ流れてますがな。

橋脚の後ろにめっちゃ渦巻いてるのわかります?

川遊びする綺麗な川の方がもっと緩やかですな。

左足元にロープのぐるぐるが見えますが、端に土のう袋を繋いでおいてアンカーにしています。

繋いでないと始終漕いでないといけなくて忙しいから。

潮が緩んだら、どてらに流す作戦です。







作戦はね。。。

えぇ、緩みましたよ一瞬だけ。

大潮をなめてました。

5分ほど潮が止まったな、と思ったらすぐさま逆に流れ出します。

あかんね。


周りに数隻ボートがタコ釣りしていまして、それらのボートにはそれぞれ3,4人乗船してましたが、この日は一匹だけ。

目撃したタコはそれだけでした。。。

仕方ないんでエギ流しながら帰りましょう。

鉄橋から出ると。

びゅ~~~~~

めちゃめちゃ吹いてます。

波がザブンざぶん立つぐらい。

えぇ、出艇場所方向に吹くのは判ってたからあんまり慌てませんがね。

浜名湖浅いんで背も立つし。

でも沖でこんな吹いたら相当焦るでしょうね。

良い機会なんで、風上に向いて漕いでみよう。

漕ぎこぎ。

漕ぎこぎ。

漕ぎこぎ。

漕ぎこぎ。

全開で。

進まん。

魚探=GPS積んでないので正確には判りませんが、ほとんどその場足踏みの状態です。

景色と比較してほんの少しだけ前に進んでるかどうか。

風速何m/sかは知りませんが、このくらいの強風(浅瀬でザブザブ波が立つ)だとカヤックは漕げないことがよく判りました。

漕ぐのを止めるとすぐ艇が横向いてそのまま出艇場所に戻されます。

楽ちんです。



引きずってたエギにもなにもないまま



戻って参りました。


本日の釣果は、エギ1個ロストしただけ。

はぁ~ぁ。

ま、サボって遊んでもそうそういいことは無い、という話です。


でもね。


湖畔で支度しているときに、お散歩(?)している方が通り過ぎて、しばらくして戻って来られて

 「あの~、ブログされてますぅ~?」

 「えっ。 ハイハイ、やってます、釣れないブログ。」

 「やっぱり。ムラサキのカヤックなのでひょっとしたらって思いました。」

まさかの読者様。

お声がけいただいてありがとうございます。

記事を楽しみにしてくださっているとのことで久々にテンション爆上がりでした!

浜名湖、滅多に行かないので奇跡的なタイミングでした。

今後とも、ごひいき、よろしくお願いします。


ま、テンション上がってもタコにはたこにされたんですがね。

ま、ねぇ。。。

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