用事があって行けないなぁと思ってたのですが。
「まぁ、いいよ。 行って来れば?」
嫁様。
毎晩遅いのと、週末ごとに風にいじめられているので用事代わってくれるらしい。
ありがたく。
金曜日22:00頃に退社し、家に帰って晩飯食ったら準備して眠くなる前にすぐ出発!
遠征です。
出がけに、 「行けることになりました!」 とっくに先行しているハチさんにLINE入れます。
駐車場でほんの少し仮眠をとったら支度して出航!
今日は、ハチさんとハチ従兄弟さんの3艇。
一番に出ます。
まだ遠くにあった14号かその前に消滅した13号の影響で、ウネリが高い。
でも風はないからスイスイと漕いで行けます。
今日の狙いは浅場でアカハタ。
出艇場所から岩場に向かって一気に漕ぐ。
最近、仲間内でもTGベイトはじめ小型のジグが流行ってますが、今日はこれ。
浅いんでワームでネチネチ作戦。
どちらにせよ、アカハタだとするとそんなにしゃくり上げてこないのでワームがいいかな、と。
ハウルヘッドにハウルシャッド。
まんま、ヒラメ用です。
ちなみに、別のヘッドと別のワームも準備してましたよ。
でもね。
どーん!
一投目から
FISH ON!
落として着底からちょいちょいと探ったら一発なのです。
いい感じ!
ときどき底に潜るような抵抗をみせるそいつは、
やりぃ~!
本命アカハタ。
そこそこのサイズです。
糸を垂らし始めてから5分もしないうちにLINEで写真を爆撃します。
ハチさんもハチ従兄弟さんもまだ出艇したばかりの遠くの波間に浮かんでいました。
一発目でボーズから逃れられるとかなり気持ちが楽になりますね。
漕ぎ戻っておんなじ場所で落とすと、
どーん!
またまた
サイズは落ちましたが。
美味しいの、嬉しいねぇ。
ハチ従兄弟さんが到着し、山の端から陽が昇ります。
眩しい、いい天気です!
後から来たハチさんに
「どう?」 と聞くと
「来る途中にちょっとベイト反応あったんだけどダメ!」
根からちょっと流されて、30mくらいのフラットなところでハウルをキャスティング。
根に向かって投げると文字通り根掛かりしそうなので根の端をかすめるイメージで通します。
あんまり上まで巻きあげないで底から2mくらいまでを巻いては落としまた巻いて。
そろそろ回収しようかなとタイラバ巻くようなスピードでゆっくりとタダ巻きしていると。
ゴンっ!
ちょっと大きめの当たりで巻く手を止められます!
反射的に合わせを入れて
FISH ON!
緩めのドラグがぎゅぎゅっとでてさっきより重量感のある引き味。
ハタのように一気に底に向かうようなシャープな引きではない。
重いまま、ゆっくりと寄ってきては時々下向きに抵抗する。
なんか、覚えのあるような無いような。。。
ゆっくりと底から揚がってきた魚体はまさかの茶色いアイツ。
Yes、ヒラメちゃん。
大きくはないけどキーパーです。
ハウル、水深30mでもヒラメ釣れます!
専門に狙ったらもっと釣れたかな、ひょっとして。
今度、試してみよう。
漕ぎ戻ってアカハタ釣りに興じます。
何匹か釣ったら
あれれ、ハウルシャッドが損傷。
フグではないと思うのですが、ブルンと当たって針掛かりせず上げてみたらかじられておりました。
ピンク、予備がないなぁ。
赤だと釣れないかな??
釣れますね、普通に。
お魚でお腹いっぱいだろうに、喰わずにはおれない何かがあるのかもしれません。
すぐ近くに、プレジャーの方が浮いていてちょっと目が合ったら
「簡単に釣るねぇ!」
と声をかけられます。
「えぇ、簡単に釣れてくれます!」
と答えると、その方の手が忙しく動きます。
枠をもって手釣りされてたその方は、見事な手さばきで魚をひょいと釣り上げるのです。
イサキ。
何度も同じ場所に丁寧に船をたてていたのでイサキの溜まるポイントだったのでしょう。
見てる間に簡単に何匹か釣り上げると
「今日は、小さいねぇ」
そう言って港の方に帰って行ってしまいました。
まだ朝の7時半。
その日食べる分だけサッと釣って帰ってしまうみたいな。
なんか、カッコいい!
私は欲深いので釣れるのならどんどん釣りたい。
それでもこのくらい小さいのは、
リリースしますよ。
同じような場所で一緒に浮く、
ハチ従兄弟さん。
かなり雰囲気のある潮目に沿って流してるんですがジグは今日は厳しいみたい。
じゃ、これならどうかな。
あかんね、根の上じゃ。
ベラは遊んでくれますがだめみたい。
さよなら。
いい加減、アカハタ釣ったし。
もう、いいかな。
ハチさんとハチ従兄弟さんのいる根から遠く離れ40mくらいのフラットなエリアに移動します。
たぶん、底は砂地。
はじめて浮く場所なので周りの山を見ながら移動して魚探眺めて想像します。
地形の変化はあんまりないですが、うっすら潮目が出ています。
ジャッカルのビンチクを。
キャスティングして潮目の両側広範囲を探ります。
すると。
トントン
コツ
クンクン
めっちゃ当たります。
数投に一回くらいの当たりがあるんですが、乗りません。
一度は
ギュン!
と来て、乗ったと思った瞬間に外れてしまいました。
おかしいなぁ。。。
!
ひょっとしたら。
さっき、ヒラメ釣れた時にドラグを締めていたのを忘れていました。
100gのインチクをキャストできるくらい固めの竿なので当たっても食い込めないのかも。
すぐにドラグをインチクが巻けるギリギリまで緩め、遠くにキャストします。
着底を待ってると、遠くからハチさんが合流。
「どう?」
「駄目ですねぇ。」
「そうなん。 細かい当たりはいっぱいあるけどねぇ。 乗らんけど。」
なんて話してると
クククククッ!
当たり。
さっきまでは当たってすぐ終わってたのに当たりが持続します。
「お、なんかキタよっ!」
ハチさんに声をかけて合わせたいのをこらえてハンドルを巻くのですが、ふと見るとドラグが空回りしていてハンドル回してるけどまったく巻けていません。
もう我慢できない!
スプールに手を添えて、
おりゃっ
と合わせると
FISH ON!
やったね!
小さいけど。
「引きは、タイかな。」
ハチさんと話しながらドラグを締めてゆっくりと巻き取りに掛かります。
果たして、海底から浮かび上がってきたのは白っぽいピンクの魚体。
ん?
これ。
マダイじゃないね。
「チダイみたい。まぁ、いいか。」
なんて、ハチさんに話しますが実は初魚種で嬉しい。
「マダイじゃないけど、今日はタイやヒラメの舞い踊り!」
そのまま500mほど流されながら、相変わらず細かい当たりに遊ばれてインチクを巻いてると
ぐぐっ!
さっきみたいに、空回りして巻き取りできなくなるまで我慢して
FISH ON!
さっきより若干パワフルででもそんなに大きくないそいつは、
マダイでしたぁ~!
これでホントのタイやヒラメの舞い踊りの完成です!
ちっこいけど。
ワームでもインチクでも釣れたんでジグにしてみよう。
根の近くまで戻って
ペナジグを投入すると、
どん
と来たのは
やっぱり、アカハタでした。。。
ハチさんにもスイッチが入ったみたいで。
私も
美味しいこいつを追加して。
今日は、早く帰らなきゃいけないんでバウを出艇場所に向けました。
帰還。
風もなく、無事に大地に降り立ちます。
今日のお掃除。
ここは、綺麗にされていてあんまりゴミがなかったので(!)駐車場を少し歩き回りました。
本日の出来過ぎの釣果。
久々にクーラーが重たくなりました。
ぜんぶ、小さいですがっ!
大汗かいて片付けしたら。
正味6時間くらいでしたが、漕いで釣りして流されて漕ぎ戻ってを繰り返すと腹減ります!
汗かいてるんで
旨いんです、ホント。
食ったら、さぁ、帰らないと。
温泉入ったりひょっとしたら泊り?でしばらく現場滞在するハチさんとハチ従兄弟さんと別れ、氷を頂いて帰途に就きます。
(お二方、氷ありがとうございました!大変助かりました。)
また長距離を運転したら、今晩、大学のOB会に出なきゃならないのです。
しかし、綺麗なシチュエーションでぷかぷかするの、ホントに楽しいですね。
実は、見た目以上にかなり忙しくて疲れるんですが、それでも
カヤックフィッシング、最高!